父に「野球選手になって、チームを支えられるリードオフマンになりたい」と
熱く語った。
父は、息子には漁師を受け継いでほしいと思っていたが
息子には「やりたいことに精一杯取り組みなさい」
と説いて来た父は
快く認めたという。
その日から佐々木の猛練習が始まった。
走力は誰にも負けないように毎日走り込んだ。
リードオフマンはヒットを打てなければ意味がないと思い
素振りは毎日欠かさずやった。
野球用具などは父の稼ぎにより
満足いくものだった。
練習の成果があり、14歳の時には50メートル6.36秒を
叩き出した。
高校生になったら名門の
七戸学院光星高校に入り、
高校通算270盗塁をマークした。
2016年、2017年には甲子園に出場し、
2017年には学校初となる
甲子園優勝を成し遂げた。
しかし2016年には更なるライバルが立ちはだかる。
当時仙町学園高校にいた
雑賀隼弘(現ファルコンズ)相手には
凡打どころか
一回もバットに当てることができず
悔しい思いをしたという。
2017年は彼と対戦することがなく、
ダイ野リーグでの復讐を誓った。
2017年のドラフト会議、佐々木は指名を待っていた。
佐々木はモンキーズにドラフト1位で入団したかった。
しかし、モンキーズは雑賀を指名した。
佐々木の嫉妬心はさらに強くなった。
結果的にモンキーズは雑賀を外し
佐々木はドラフト1位でモンキーズに入団できた。
それからと言うもの、
佐々木は雑賀に打ち勝つために
日々努力を重ねた。
そして、今年の5月23日、
雑賀からヒットを打った。
さらに、片野坂から盗塁もマークした。
佐々木は結果的に
.298　1本塁打　34盗塁という成績を残し
チームの日本一の貢献した。
来年以降もチームの俊足スターは
ダイ野界に旋風を巻き起こす。