5歳の時に野球を始めた。
父の象徴と言えたのは
高いミート力だった。
色々な方法でバッティング練習をした。
しかし、彼に悲劇が起きる。
検見川が11歳の秋、踏切の中に入った
子供を助けるために
父は犠牲になったのだ。
踏切内に入っていた子供は救われたが
検見川はとてつもないショックを受けて
野球をやめようかと考えた。
しかし父は生前、
「颯は熱心なのがいいところだ。何があろうと、熱心さだけは失うな。」
と言っていたと思い出した。
結局検見川は野球を続け、
林更津高校に入った。
検見川は安打製造機として輝いたが、
一つ問題があった。
球を早く投げられない。
盗塁も簡単に刺せられない。
それを見た監督は外野守備に挑戦させた。
肩の強さは変わらなかったが
高校野球でスタメンに入ることが多くなった。
そんな彼は高卒でドラフト2位指名。
完璧すぎるミート力は
ダイ野界でも輝いた。
まだまだ守備に不安要素はあるものの
相手投手に恐怖感を与える
凄まじい安打数を誇った。
今シーズンの成績は
.312 6本塁打 153安打。
課題の守備力を鍛え
さらなる躍動を目指してほしい。