彼はそれに惹かれながらも
憧れだった野球選手を目指す。
父は渋い顔をしながらも
反対はせず見守っていた。
彼は特に目指したいタイプが
なかったので、
満遍なく練習した。
その結果高校入学ごろには
彼はすべて平均的な
平凡なバッターになってしまっていた。
これではまずいと思った彼は
リードオフマンになろうと決意。
自分が攻撃の糸口を掴むと言う思いで
打席に入り始めた。
それが功を奏したのと
鮫GMの好判断(皮肉に近いが)で
2021年ドラフト1位で入団。
超弱小野手軍団のシャークスで
彼は即スタメン入り。
不動の1番として活躍。
しかし他のチームには
生駒より強い1番打者が
とても多い。
彼はその意見を覆すべく
まだ練習を続ける。
今シーズンの成績は
.267 0HR 62安打だった。
成長し続ける鮫の1番の
覚醒が待ち遠しい。