彼は野球を始めた。
全ての能力を満遍なく磨いたが
守備練習は多めにしていたため
捕球してから投げるまでの動作が
なかなかに早かった。
しかし彼は高校2年生の終わり頃、
自分は超平凡だと気づく。
彼は少なからず焦った。
そんなある日彼は
あるニュースで「2017年、プロ入り期待!」
と言うコーナーを見た。
そこで目にしたのが仁科渡(現鮫)だった。
ニュースによると彼は
「相手投手が嫌がる打撃をするように心がけています。」
彼はそれで燃えた。
まずは彼を見習って粘り強さを身につけると、
甲子園でなかなかに活躍し
プロの目に留まる。
2017年ドラフト、彼は半分ダメ元で
出席していた。
ニュースで見た仁科が
シャークスにドラフト2位で指名された後
なんと藤代も3位でシャークスに指名。
入団後、彼は真っ先に仁科に声をかけ、
試合で大事なことを聞き出した。
それで仁科と藤代は仲が良くなり
共に練習するようになった。
そんな藤代、2020年に才能開花。
チャンスに強くなった。
彼は一気に能力を伸ばし
正二塁手だった青柳から
ポジションを奪取。
6番を担うようになった。
今シーズンの成績は
.257 5本塁打 61打点だった。
新時代の二塁手は
もっと能力を伸ばすであろう。