| 打順 | 選手名 | 守備 | 打 | ミート | 力 | 走 | メモ |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 1番 | ファルコンズ同士の対戦。 | ||||||
| 2番 | 静かな立ち上がりだった。 | ||||||
| 3番 | 1回の表、裏 両チームともヒットは出ず。 | ||||||
| 4番 | 【2回の表】 | ||||||
| 5番 | 試合がわずかに動いたのはこの回だった。 | ||||||
| 6番 | ファルコンズの5番・大菅が打席に立つ。 | ||||||
| 7番 | マウンドには、最恐の雑賀投手。 | ||||||
| 8番 | 初球――カットボール。 | ||||||
| 9番 | 伸びてくるかと思われたボールは、 |
わずかにタイミングを狂わせ、バットの芯を外す。
大菅は体勢を崩しながらも必死に食らいついた。
打球は詰まりながらセンター前へ転がるヒット。
しかし後続が倒れ、得点には結びつかなかった。
【2回の裏】
ケイガースさんももヒットは出ず。
試合はそのまま、3回へと進む。
【3回の表】
ファルコンズの攻撃。
打席に向かうのは谷野。
相手マウンドには、ダイ野最強を雑賀と争う男、笹原が立っている。
監督は代打を考えていた。
だが、その時、谷野が静かに言った。
「次の回、打席に立たせてください」
その目には迷いがなかった。
強い覚悟を感じ取り、監督はゆっくりと頷いた。
【谷野の打席】
相手が最強ピッチャーだと分かっていても、谷野は引かなかった。
初球からバットを振る。
ボールはバットに当たるがファール。
続く2球目、3球目も思い切り振り抜く。
しかし、バットは空を切った。
結果は三振。
それでも、スタンドからは拍手が送られた。
谷野は悔しさを胸に、ベンチへ戻る。
続いて、監督は動いた。
9番・雑賀に代わり、代打カラーゾ。
アルフォンソにレギュラーを奪われてからも、
「もう一度這い上がるために」
彼は毎日、練習を欠かさなかった。
代わった投手、橋爪。
その初球を、カラーゾは迷いなく振り抜いた。
打球は鋭く伸び、二塁打。
ファルコンズベンチがざわめく。
打順は一番に戻り、アルフォンソ。
チャンスに弱いと言われ続けてきた男は、ボールに必死に食らいついた。
だが、結果はピッチャーフライ。
2アウト、ランナーは二塁。
ここでケイガースは投手交代。
橋爪から向居へ。
迎えるバッターは、絶好調の沢田。
初球のスラーブをうまく捉えるが、打球はセンターフライ。
3回の表が終了した。3回の裏へと続く…
ダイナマイト野球2100勝人間 - 2025-12-26 17:22:00 |
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名無しさん
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【訂正】
下から5行目
ケイガース→ケイガースさん