宇垣一成に代わって『祭政一致』を掲げた軍部内閣。

32年に満州国を承認。翌年には国際連盟を脱退した。

二度目となる内閣では大政翼賛会を結成したほか、日独伊三国同盟や日ソ中律条約を締結した。

41年12月8日、ハワイの真珠湾を攻撃し、太平洋戦争の開戦に踏み切った。

降伏文書に調印するなど終戦処理にあたったほか、国民に対して『一億総懺悔』を説いた。

ワシントン海軍軍縮条約の廃棄・ロンドン海軍軍縮条約の脱退を行う。しかし36年に起こった二・二六事件の責任をとり総辞職した。

39年、ノモンハンで日ソ両軍が衝突。同年の独ソ不可侵条約を受けての『欧州の天地は複雑怪奇』の発言はあまりにも有名。

6月の御前会議で本土決戦の方針を固めるも、45年8月の広島・長崎への原爆投下などを受けてポツダム宣言を受諾した。

軍部大臣現役武官制を復活。日独防共協定の締結も行った。